嶽山 佳苗 / Takeyama Kanae

「一人じゃない」からこそ、誰かの人生に本気で介入できる。――愛嬌と、諦めない泥臭さ。篠山の空気を変える24歳の挑戦。

嶽山 佳苗 / Takeyama Kanae

支配人

アルバイト時代の原体験から「人」の温かさに惹かれ入社した、篠山拠点の24歳の支配人・嶽山佳苗。自身が現場を愉しみながら、スタッフを信じて「任せる」ことでチームを育てる泥臭い挑戦や、地域に愛されるホテルを目指す愛嬌あふれる姿に迫ります。

「アルバイトの私を、チーム全員で応援してくれた」

私の入社の決め手は、理屈じゃなくて「人」でした。

もともと地元・伊賀の拠点でアルバイトをしていたんですが、そこで出会った社員の方々が、一介のアルバイトに過ぎない私の就活練習に、自分のことのように本気で付き合ってくれたんです。「この会社、どんだけ人に本気なんだろう」って。

社会課題を解決するとか、日本の文化を守るとか、最初は少し遠い話に聞こえていました。でも、目の前の仲間にここまで向き合う人たちが作っている会社なら、絶対に間違いない。その時に感じた「一人じゃない」という安心感と、チームで誰かを応援する温度感が、私をバリューマネジメントへと引き寄せました。面接で取り繕った言葉を並べるより、「この人たちと一緒にいたい」という直感に従って決めた入社でした。

オペレーションの遂行よりも、お客様との「接点」を愉しみ抜きたい

私は自分自身がお客様と向き合う時間が大好きなんです。だからこそ、支配人という立場になっても「現場の誰よりも愉しんでいる存在」でありたい。

篠山の拠点は、歴史がある分、昔ながらのオペレーションやしきたりが根強く残っていました。でも、ただ決まった手順をこなすだけじゃ、本当の意味でお客様の心は動かせない。私は「意味の薄れたルール」よりも、「今、目の前のお客様が何を求めているか」という感度を大切にしたいんです。

だから、アルバイトの子たちにも「まずは自分が愉しんで!」と伝えています。清掃担当だった子がフロントに挑戦して、お客様と笑い合っている姿を見ると、もう自分のこと以上に嬉しい。「あ、この子、今ホテリエとして輝いてるな」って。役職なんて二の次で、私はただ、このチーム全員が誰かの力になる喜びを実感できる、そんな空気を紡いでいきたいんです。

「任せる」ことの怖さを超えて、人を信じ抜く覚悟

支配人になったばかりの頃、私は「自分で全部やったほうが早いし、確実だ」と思って、無意識に仕事を巻き取ってしまっていました。でも、それでは誰も育たないし、何よりチームとしての熱量が生まれない。かつて私が社員さんに信じてもらったように、今度は私が「任せる側」に回らなきゃいけないんだ、と気づかされました。

最初は怖かったです。1年目の子に重要な接客を任せるのは、正直不安もありました。でも、1時間でも空けばロープレを重ねて、「あなたがこれをやったら、お客様は絶対喜んでくれる」とイメージが湧くまで声をかけ続ける。

「任せて、失敗したら私がケツを拭くから大丈夫」

そう腹を括って一歩引いてみたとき、メンバーたちが驚くような自走を見せてくれたんです。篠山の雰囲気が「社員が頑張る場所」から「チーム全員でお客様を迎える場所」へ変わった。その手応えを感じたとき、ガツンと頭を殴られたような学びがありました。人を諦めないって、こういうことなんだなって。

「遊び人」の私と、「支配人」のスイッチ

実は私、プライベートでは友達から「仕事してるイメージが全く湧かない」って言われるくらいの遊び人なんです(笑)。休日は大阪で服を見たり、友達と美味しいものを食べに行ったり。全力でオフを愉しんでいます。

でも、仕事場に入るときは「お客様の大切な時間をお預かりする」というスイッチをバチっと入れます。若く見られがちだからこそ、立ち居振る舞いや言葉遣いには自分なりのこだわりを持って。

仕事も遊びも、根っこは「人が好き」で繋がっているんです。友達と笑い合っている時のあの多幸感を、どうすればお客様の滞在中に再現できるか。プライベートで感じる「心地よさ」が、そのまま私の接客の引き出しになっています。だから、私にとってオンとオフは、違う自分を演じているわけじゃなく、エネルギーの「出しどころ」が違うだけなんです。

外から来た人間が、その土地で一番愛される存在になる

私が目指しているのは、地域の方々に「今の支配人は嶽山さんで良かった」と言ってもらえる関係性です。河原町のおじさまたちにわざと話しかけに行ったり、地域のお店に顔を出したり。応援されるホテルであるためには、まず私たちが地域を愛さなきゃ始まらない。

バリューマネジメントは、泥臭くて、まっすぐで、どこまでも愚直な会社です。「一人で頑張る」限界を知っているからこそ、チームで温かさを届けることに本気になれる。

もしあなたが今、「誰かの力になりたいけど、何をすればいいか分からない」と迷っているなら、ぜひこの扉を叩いてほしい。ここには、あなたの「愛嬌」も「悔しさ」も「やりたい」という微かな声も、全部受け止めてくれる仲間がいます。

一緒に、篠山の新しい風を吹かせましょう。美味しい栗や黒豆を、一緒に愉しめる日を待っています!

Interview

OUR STORIES

バリューマネジメントの中心にあるのは、建物でも仕組みでもなく、"人"。社会課題に挑み、文化を紡ぐ一人ひとりの「想い」と「今」を紹介します。それぞれの原点を通して、"あなた自身の未来"を描いてみてください。